カンファレンス – 2024年度
福祉、地域、教育などのさまざまな分野とアートをつなぐ相談事業 Social Work / Art Conference(SW/AC)が進行役となり、公立美術館に所属する学芸員を対象に、障がいのある人、またその周囲の人びとの関わる表現を取り上げたケーススタディを実施しました。「作者と家族」「公募」「作者性」「美術教育」「被写体としての障がい者」など5つの異なる切り口で表現事例を紹介し、参加者とのディスカッションを通じて事例についての理解を深め、これまで美術館の学芸員の間で漠然と抱えられていた、障がいのある人の「作品」を扱うことの難しさについて、交流しながら学び合う機会をつくることができました。
- プログラム名
- カンファレンス2024 「作品」の概念を揺らす表現に関わるケーススタディ
- 進行
- 奥山理子、青木彬、小泉朝未(一般社団法人 HAPS, Social Work / Art Conference)
- 参加費
- 無料
- 対象
- 公立美術館学芸員
- 定員
- 各回20名程度
カンファレンス1日目
- 日時
- 2024年12月20日(金)10:30〜17:45(途中休憩あり)
ケース① 「作品」を受けとめる身近な人びと(10:45-12:30)
ケース② 「表現」を発見・共有するプラットフォーム(14:00-15:45)
ケース③ 作家とアイデンティティ(16:00-17:45) - 会場
- 京都市地域・多文化交流ネットワークサロン(京都市南区東九条東岩本町31)
カンファレンス2日目
- 日時
- 2024年12月21日(土)14:00〜18:00(途中休憩あり)
ケース④ 八戸市の版画教育と作品収蔵(14:00-15:45)
ケース⑤ 障がいのある人を撮る(16:00-17:45 ) - 会場
- 下京いきいき市民活動センター(京都市下京区上之町38)
障がいのある人の「作品」と美術館 〜学芸員と考える10の問い〜
- 発行日
- 2025年3月31日
- 発行元
- 一般社団法人HAPS
- 編集
- 奥山理子・小泉朝未・青木彬(一般社団法人HAPS, Social Work / Art Conference)
- デザイン
- 岡田将充(OMD)
- 頁数
- 32頁
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カンファレンス – 2023年度
国公立の美術館のなかでも、限られた職員数で展示やプロジェクトの企画を行う小規模の館、障害のある作家の展示を積極的に行う館、海外のアーティストのレジデンス事業を行う館など特色のある美術館から学芸員を迎えてカンファレンス(研究会)を実施しました。昨年度カンファレンスでまとめた障害のある人の文化芸術活動(発表・鑑賞)を巡りまだ議論が尽くされていないことを共有し、それぞれの館での経験を話すところから会を始めました。
- 参加者
- 河原功也(東京都渋谷公園通りギャラリー)、尺戸智佳子(黒部市美術館)、中尾智路(福岡アジア美術館)、藤川悠(茅ヶ崎市美術館)、渡辺亜由美(京都国立近代美術館)
- 進行
- 奥山理子、小泉朝未(一般社団法人 HAPS, Social Work / Art Conference)
第1回 カンファレンス
- 日時
- 2023年11月23日(木)13:00〜15:00
- 会場
- HAPS HOUSE(京都市南区東九条東山王町1)
- 講師
- 新澤克憲氏(就労継続支援B型事業ハーモニー施設長)
- 内容
- 就労継続支援B型事業ハーモニーに通う、精神障害のある人たちとともに行う表現・発信・コミュニケーションなどについて
第2回 カンファレンス
- 日時
- 2023年11月23日(木)15:15〜17:15
- 会場
- HAPS HOUSE(京都市南区東九条東山王町1)
- 内容
- 障害者等による文化芸術活動に関わる星座的布置の作成
第3回 カンファレンス
- 日時
- 2023年12月23日(土)10:00〜12:00
- 会場
- 京都市下京いきいき市民活動支援センター(京都市下京区上之町38)
- 講師
- 田中みわ子氏(東日本国際大学健康福祉部教授)
- 内容
- 合理的配慮に関わる制度や配慮のプロセスについて
第4回 カンファレンス
- 日時
- 2023年12月23日(土)13:30〜15:30
- 会場
- 京都市下京いきいき市民活動支援センター(京都市下京区上之町38)
- 内容
- 「〈障害〉をテーマとする展覧会を開催する」と仮定した場合の、企画制作プロセスについてディスカッション
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カンファレンス – 2022年度
近畿の国公立の美術館で展覧会や教育普及を担当する研究員の方々7名を迎え、全6回のカンファレンス(研究会)を実施しました。障害のある人の文化芸術活動(発表・鑑賞)を巡り、参加者それぞれの経験や考えを振り返ることから始め、ゲストを招いた回では、作品の展示や売買、福祉と美術をつなぐ実践、障害のある人との協働などを巡る事例の共有を通して、時間をかけて意見交換を重ねることができました。
- 参加者
- 松山沙樹(京都国立近代美術館)、藤吉祐子(国立国際美術館)、後藤結美子(京都市京セラ美術館)、中島基江(京都市京セラ美術館)、山田創(滋賀県立美術館)、三宅敦大(滋賀県立美術館)、奥村一郎(和歌山県立近代美術館) ※順不同
- 進行
- 奥山理子、小泉朝未(一般社団法人HAPS, Social Work / Art Conference)
第1回「障害のある人の文化芸術活動(発表・鑑賞)をめぐる星座的布置」
- 日時
- 2022年8月31日(水)15:00〜17:30
- 会場
- HAPS HOUSE(京都市南区東九条東山王町1)
第2回・3回「作品をめぐるプラクティス」
- 日時
- 2022年10月26日(水)15:00-18:30
※休憩含む、同日開催 - ゲスト
- 保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター)
- 会場
- 京都市地域・多文化交流ネットワークサロン
(京都市南区東九条東岩本町31)
第4回「福祉と美術をつなぐプラクティス」
- 日時
- 2022年11月10日(木)15:00-17:00
- ゲスト
- 津口在五(鞆の津ミュージアム キュレーター&福祉職)
- 会場
- HAPS HOUSE
第5回「コラボレーション・プラクティス」
- 日時
- 2022年12月14日(水)14:00-16:00
- ゲスト
- 大西麻貴(建築家、大西麻貴+百田有希 / o+h共同主宰)
- 会場
- 京都市地域・多文化交流ネットワークサロン
第6回「まとめ」
- 日時
- 2022年12月14日(水)16:30-18:00
- 会場
- 京都市地域・多文化交流ネットワークサロン